ステップが施策であってはならないと知ってはいるのですが、どうしても施策が入ってしまいます。それに、サービス名が入ってしまうのは良くないことだと聞きました。
ビジネスフローをそのまま落とし込んでしまうと、企業の立場のままでコンセプトダイアグラムを描いてしまいやすいようです。「サービス名が入ってしまうのが良くない」のは、提供しているサービスそのものも施策の一環なので、顧客の立場になりきれていない表れです。
また、ダイアグラムを描く人数が少ない場合、視野が狭まってこのようなことも起こりえます。コンセプトダイアグラムはチーム全員の納得解を導き出すツールですから、代表者が描けば良いというものではなく、ましてやコンサルタントに依頼して描いてもらうものでもありません。
ステップが施策になりがち問題を解決するために、コンセプトダイアグラムの描き方の前半に「軸の深まり」を考えてもらう手順を追加しました。これをすることで、感情の深まりを考えやすくなり、ステップも心理変容を落とし込みやすくなります。
また、「感情」や「心の声」にフォーカスしてみてください。そうするとステップが施策になりにくくなります。どうしても考えにくい場合は前提条件を見直すために、軸やゴール、スタートの設定に戻ってみてくださいね。