リーダーがコンセプトダイアグラムを描くと、影響が強いのでは?

リーダー的な立場の人がコンセプトダイアグラムを描いてしまうと、影響が強すぎて参加者が考える部分が少なくなるのでは?それなら、参加しないほうが良いのではないでしょうか。

基本的に、コンセプトダイアグラムを共有しておいたほうが良いと判断される方は全員、参加してもらっています。

クライアントを支援するコンサルタントや、参加者の上司や経営者などのリーダーがつくるコンセプトダイアグラムが、必ずしも正しい(=納得できるもの)とは限りません。コンセプトダイアグラムはコミュニケーションツールなので、アウトプットされたものに違いがあって当然です。だからこそ、他の意見に流されず、自分の考えをまとめるために個人ワークの時間を設定しています。

もしリーダーの顔色を伺うような企業文化の影響が強い場合、この場は対等であることを意識させ、心理的安全性をつくり出す必要があります。

  • クライアントを支援するコンサルタントの場合
    ワークショップのファシリテーターと協力し、アドバイスは極力控えてオブザーバーに徹してください。そのうえで、参加者がどのような思いでコンセプトダイアグラムを描いたのかを共有してください。
  • ワークショップを行っているファシリテーターの場合
    基本的には描かずに、声かけや意見の引き出しに徹してください。
  • 経営層などのリーダーの場合
    社員を対象者として想定したコンセプトダイアグラムを、総務や経理の方と合わせて別チームで描いていただくと良いかもしれません。スタッフが描きあげたコンセプトダイアグラムがスタッフの認識なので、それをどう受け止めるかを考えていただくことになります。

他にも、すべての参加者の良い点を何らかの形で残す、リーダーの発表は最後にする、リーダー自身の意見を主張しすぎず他の参加者の意見を聞くことを重視する、認識の違いを見える化して「腑に落ちる」言葉に落とし込む、などの工夫によって、合意形成へと導いてください。

この記事を書いた人

小杉 聖

1978年、新潟県南魚沼市生まれ、長岡市在住。
コンセプトダイアグラムエバンジェリスト。
心理学に基づいたコミュニケーション戦略立案、コンテンツ分析、SNSなども含めた幅広いウェブマーケティング、WordPressによるサイト構築が得意。
ウェブ活用の人材を育てる「ウェブ解析士認定講座」や関連セミナーを新潟県内で唯一定期開催。WACAアワードにて 2016年 Best of Best を受賞。
WordPressコミュニティの一員でもあり、毎月、無料の初心者向け勉強会を定期開催。ワークショップセミナー講師としても活動中。
夫と2人の子どもが大好き。

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