コンセプトダイアグラムはなぜ軸が2つなのか?

コンセプトダイアグラムの書籍を読みました。本では軸が1つで説明されていますが、なぜ2つの軸をつくることが必須になったのでしょうか?

スタートからゴールに至るまでに必要な心理的要因を因数分解によって具体化し、ステップの流れを導き出すためのガイドとするためです。

軸の性質を大別すると、対象者が「なるほど〜」と知識やノウハウなどが深まっていく受動的な軸と、対象者が「もっともっと!」と欲求が深まっていく能動的な軸があります。知識だけがあっても頭でっかちになりますし、欲求だけがあっても独りよがりになりますよね。

軸は「深まっていく」ことが大切な要素であり、何よりゴールを説明できるキーワードでもあるので、設定がとても難しいという感想をいただくことが多いですが、この深まりの軸が「ハマる」と、とてもリアルなステップに落とし込めます。

ただ、ステップを配置するときに、以下のように斜め一直線に降りてしまうことが時折あるようです。

軸が近いとステップが斜めに落ちてしまう

この場合、ゴールに至るまでの因数分解が足りていません。たとえば、知識軸に見えて本質的には欲求だった場合など、このようなことが起こり得ます。発見や気づきが少ないので、「良い」コンセプトダイアグラムとは言えません。

ステップを考えていくうちに「……待てよ?この軸、何か違うかも?」と思ったら、何度も戻ってブラッシュアップしてください。逆に、軸がなかなか決まらない場合は仮置きして、ステップを考えながら軸を固めていくのでも良いでしょう。

この記事を書いた人

清水 誠

Webビジネス歴23年。UXとIAの分野を開拓後、楽天やWebCrewなどの事業会社においてIT・UX・アナリティクス活用による改革を推進。2011年に渡米し、Adobe Analytics(SiteCatalyst)の企画・開発・啓蒙に携わる。2014年に帰国し独立。コンセプトダイアグラム提唱者。
執筆・セミナー多数。2008年文部科学省アドバイザー委員。2014年Web人賞受賞。

- 電通アイソバー CAO (Chief Analytics Officer)
- ナイル株式会社 デジタルマーケティング戦略顧問
- Adobe Analyticsユーザー会「eVar7」共同創始者

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